選手列伝 Vol.26 北津留翼選手
更新日:2021年6月22日

北津留 翼 90期
きたつる つばさ
無双のハイスピードオリンピアン36歳
師匠は内田浩司氏51期
北京オリンピック出場時、テレビ番組でスピード王子と命名される
趣味は車でスピードの向こう側を追い求めカスタムを重ねサーキットを駆け巡る
ダッシュと思いきや実は地脚タイプ
小学二年生から始めたマウンテンバイククロスカントリーでは全国優勝するなど大活躍した。
自転車競技の帯同看護師をしていた母の勧めで、名門豊国学園に進学し自転車部に入部した。
北津留翼の代名詞ともいうスプリントは、この時三年生の内山拓に叩き込まれた。
一年生でインターハイに出場も敗れるが、その後は無敗だった。
オリンピック出場を目標に日々トレーニングを重ね高校生活を送っていが、競輪にも興味を持ちはじめ、三年生の時に競輪選手への道を目指す決心をし、オリンピック出場を見据え、競輪学校入学資格を得られるスイスにあるWCC(ワールドサイクリングセンター)へ留学した。
WCCへは成田空港より一人でジュネーブへと送り出され、乗り越すとイタリアまで行ってしまうという電車でWCCのあるエーグルに緊張感MAXで辿り着いたそうな。
半年間の留学期間終了後、そのまま競輪学校へと入学し無事卒業した。
デビュー後は若干苦労するも(本人談)すぐにS級へと特進し、あっという間にグレードレースで活躍するようになる。
そして2008年、ついに幼少期よりの夢であった北京オリンピックへ出場を果たした。
レースはデビュー以来、勝つ時も敗れる時もインパクトは大。
最近はあらゆるトレーニングと自転車の改良に取り組み、スピードに磨きがかかり破壊力抜群のレースを展開している。
スピード王子からスピードキングへと大きく羽ばたく予感がきらめいている。